ご挨拶

令和に入って初の南澪会OBの集いで新幹事団とともにご承認頂き会長に就任しました、平成元年卒の田中宏和でございます。創部94年を迎えた大阪市立大学グリークラブのOB会を運営して来られた先輩諸氏に敬意を表するとともに、その長の立場を辻前会長より引き継いで務めますこと、身の引き締まる思いです。

私自身、これまでも南澪会幹事として創立85周年、90周年という大きな節目の行事をはじめ、様々な活動に携わって参りました。その中でも一貫してきたのは、現役支援をこの南澪会活動の中心に据える事で、その方針は今後も引き続き第一の取り組み事項として進めて参ります。

現役部員が激減している中、先般、南澪会合唱団はじめ多くのO、他大学グリーメン等70名以上の協力を得て、皆で一緒にステージを作ることで現役グリーの定期演奏会を支援し、盛会のうちに終えることが出来ました。これは現役部員にとって大きな励みにもなったとの事です。

とはいうものの、彼らはこれからが本当に厳しい局面に入っていきます。新入部員の獲得や演奏活動等を通じて物心共に我々南澪会が彼らを支えて何とかV字回復を遂げたいと考えていますが、現役部員や我々南澪会幹事だけの力では如何ともしがたいものがあります。OB一人ひとりのお力が必要です。私たちの孫、子供、弟のような彼らの頑張りに応えられるよう、ワンチームで一緒に盛り立てて行きたいと思います。

また、来年はグリークラブ創部95周年を迎えます。OBの皆さんが参加しやすいような企画を考えて幅広い世代での会員相互の親睦も深め、その先の100周年、更にその後へ続けられるようにして行きたいと思います。

いずれにしましても、南澪会の活動の主役はあくまでも南澪会員であり、さらにその支援先の現役グリークラブです。私をはじめ幹事団としては、その主役の人達が活発に動けるようなきっかけを作って枠組みを整えて、これまで以上の盛り上がりのお手伝いをして参ります。

若輩者なりの愚直さで至らぬ点をカバーしていきたいと思いますので、今後ともご支援、ご協力のほどよろしくお願い致します。

                     2020年1月 田中 宏和


南澪会会長退任にあたって

S51卒 辻 秀郎

201911月、南澪会OBの集いをもちまして南澪会会長の職を退任いたしました。

2011年に前会長安井先輩(S44)よりバトンを受け継いで以来、ただひたすらに馬鹿の一つ覚えのごとく、に現役支援、2に現役支援、3,4がなくてに記録保存と言い続けて早年。何も成果らしいものを残せず、今も市大グリーは存続の危機下にあります。

ただ、20171月に、藤田大先輩(S30)、大内先輩(S46)はじめ、南澪会役員、S47からH14にわたる多様な年代の指揮者のほか、沢山のOB諸氏のご協力のもと北海道から九州、カリフォルニアからも含め110名を超えるグリーOBが集まり、『クラブ創立90周年記念演奏会』をあのいずみホールで挙行できたことは、忘れがたい思い出です。

この潜在エネルギーを活かしきれなかった私に代わり、会長をお引き受けいただいた田中宏和新会長は、きっと旧来の南澪会の殻を破り、わが南澪会に清新な空気を吹き込んでくれることと、確信しています。

平成元年卒の新会長が令和元年に誕生しました。この若い新会長を、是非とも皆さんのお力で盛り立てていきましょう。